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評価:
つくも 号
松文館
¥ 650
(2010-01-20)
Amazonおすすめ度:
びっくりしました。
つくも号さん期待の新刊!!!
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あらすじ:これって悪魔?あいつが気になるのは何故?大人になりたくない?生まれたことは罪なのか?著者のキャリア中、最も軽い作品と最もヘビーな作品が同居する、世にも不思議なショタ作品集。それでもこれが19号!
出来心なんです。しょたに挑戦したかっただけなんです。
ちなみに私はしょたは可もなく不可もなく・・・表紙がいい感じだったんだけど、中身の絵はなぜかそこまでしょたしょたしくないかなー。やーしょたはしょたなんだけど!むしろペドに近くないと私にはショタに見えないのかも。
*以下、ねたばれ的な*作品はあらすじの通りあほな作品とヘビーな作品の両極端で、ある意味バランスの取れた内容だと思います。ヘビーなのは、近親相姦関係の兄さんを亡くし、肉親には疎まれ、学校ではまわされ、そんな不幸少年はないが彼に想いを寄せる純情少年の一言によって涙腺を決壊させるはなしとか。病んだ母のせいで女装がやめられない子のはなしとか。とか。不幸少年はないの話は、花井が中学生だと思うと胸がいたいですね。女装少年は、女装することが汚れたくない、大人になりたくない、そういう逃げることのできない現実から逃避する唯一の儀式なんだろうけど、やってることがセーラー着て、女物のパンツはいて、ちんこおったてて、先輩とセックス、だからねー。。。なんかもう逃避とそのために行う行為とその矛盾、それによる背徳感と、中学生というこの時期瞬間にしかない何かとかね、それが余計卑猥でもうぐっちゃんぐっちゃんだよ。で最後におわった後先輩が言うんだよ「お前毛生えてきたな。」って。
もうほんとサイテー。
軽い話はほんとあほだから^^RPGものでモンスターの落とした装備が女物のパンツで、それ1枚で勇者が町をかっぽする羞恥プレイとか、ディスペルと称して御付きのものと合体とか!
でも軽い話とヘビーな話どっちが萌えたかっていうと、私はヘビーな話の方が萌えました。話は本と最低なんだけど、萌えるというか、いや萌えないんだけど、読後の切なさと喪失感がたまらなく愛しかったんです。女装少年の話には、どうやってもあがなえないことと、自分はもう失くしてしまったものへの憧憬が隠れているんじゃないかな。場所も学校だし。それが卑猥に塗りつぶされていくのってぞくぞくしませんか?実は私も絶賛喪失中なんですよ。でもそこまで弱くはないし知恵もそれなりにつけたし。そういうピュアさがないのって萌えないでしょう?なにより私はあとはしわくちゃになるだけの「退化」ですからね。そういう喪失が美しいのはきっとショタだけ。
しょたの魅力ってあれかなー、外で遊びまわるのが好きで性に対してまだなんの興味もなさそうなのに、そんなあどけない少年同士がどろどろになってセックスしている卑猥さがいいのかな。また意識無意識は別で情景が卑猥塗りつぶされるというドMな側面もなきにしもあらず^^この本読んでそういうものに開眼しそうです。後、先生×しょた生徒ものがあってそれが地味に萌えた。まだ成長途中の華奢な体で大人のでっかいちんぽを必死で受け入れてるのって、けなげでそれは純粋に可愛と思う^q^
というわけでしょたに私は開眼してしまいそうな一品でした。