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評価:
吉杜玖美
オークラ出版
¥ 680
(2010-03-12)
Amazonおすすめ度:
表題作は良かったけど
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あらすじ:大崎晋一と田町要は同期入社のサラリーマン。デフォルトSの大崎は、気の強いツンツン受けな田町の反応がかわいくてついイジってしまう毎日。そこに大崎を追いかけて入社してきたラテン系ハーフの天王洲アイルがからんできて・・・!?その他、甘えっこ攻・有楽町×気弱な中間管理職・新橋や、オタク秋葉原×イマドキ渋谷の高校生人気カプなどを収録。大好評の山手線・駅名擬人化キャラで萌えるシリーズ、アクアコミックス第二弾!
あまぞんのレビューほかみんな評価低いけど、私これはこれで面白かったよ。私は擬人化ものは何が萌えるのかっていうと、擬人化したもの同士の「関係性」なんじゃないかと思うんですよ。漫画の内容はさらっとしていてこんなもん?って感じかもしれないけど、キャラの見立てかたはこんなのも有りかーって、自分のなかでもさらに妄想できたし、よくあるBLフォーマットみたいなのに擬人化した駅たちがちゃんとシンクロいて擬人化入門編ってかんじで私はいいと思いました。
*以下、ねたばれ的な*・大崎×田町
この人たちと私住んでいるところご近所さんなのですが、大崎ってリーマン多いかな??劇団なんちゃらのにゃんことかいるし。大崎・田町、それと当て馬天王洲アイルの土地柄がよくわからなくて実は表題作が一番ぴんとこなかった。しかし田町の品川にかなわずきゃんきゃん設定ていうのだけはちょっと納得。駅の擬人化じゃなかったらただのリーマンものです。なのでそれはそれでさらっと読もう。田町はつんつん具合と品川に対する態度があからさま過ぎて擬人化としてみなくても萌えきゃらでした。
・池袋×新宿
新宿が受けっていうのにイメージ的な問題は私別にないんだけど、なぜ攻めが池袋なのかは小一時間ちょっと考えちゃいそうです。でも、この新宿の場合見立てが面白くて、設定が「ウブな真性ゲイ」なんですよ。新宿ってどうしても歌舞伎町とかのイメージがあって「危なそう」ってイメージないですか?なのに見た目も結構かわいくてウブって設定の新宿がものすごく意外でした。でもその意外性がツボったんですよね。はなしも新宿がフェラチオしてがんばって初めて飲んであげたのに、池袋が「年上だから慣れてるんだ〜」という。。。池袋は学生設定なんだけど、最初はぶーたれていたのに、新宿が初めてということを知ったとたんわんこ的喜びよう。この感情の切り替わり具合が若い子っぽくてあるあるみたいな。ちなみに新宿は27歳営業。萌え。
・有楽町×日本橋
これはカップリングの字面見ただけで私は萌える。やっぱり作者の見立ても「とてもわかい年下有楽町×枯れた親父リーマン日本橋(しかもバツイチ子持ちのおぷしょんつき)」でした。よった勢いであさちゅんですよ。なあるある話だったけれど、だがそれがいい。しわも刻まれ老いた醜い自分を間近で見られるのがみっともないと恥ずかしがる日本橋。枯れたオヤジでも乙女です。なんか自分でも妄想がひろがりんぐでした。萌え。
・西日暮里×日暮里
やっぱり禁断の近親相姦双子ものです。しかも下町ですからやっぱり枯れた親父もの。でも相姦しているのは二人の息子同士なので、キワモノを見ずに済みます。でもでも「枯れた双子オヤジの近親相姦」に対する怖いもの見たさのロマンはどうしても捨てられません。だって二人の設定の所に「懊悩攻め」「耐え忍び受け」ってあるんです。これ見て大爆笑^^ぜってーこの二人の絡み見てー(笑)あ、でも、はなしの内容はシリアスです。あるあるすぎて笑えるけど^^
・原宿×恵比寿
やっぱりあるある年下おしゃれボーイ原宿×モデル恵比寿のびっち誘いうけ。好きな人は好き。私は妄想広がらないのでそんなに萌えなかったけど、この話もBLあるあるに駅がシンクロしていてそこはやっぱりすばらしい。
・秋葉原×渋谷
オオトリキター。ここではアキバは攻めです。アキバは「思い切りだけはいい猪突猛進型攻め」なんだそうです。わかります。お宅の好きなものかける盲目的で一直線な熱いエネルギーをBLにおける「攻め」というもので表現したんですね^^渋谷は押しに弱いほだされ受け。これもなんかわかるよね。この二人については読むと新境地開けるとおもう。攻めのアキバの可能性は夢にあふれてると思うよ。