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評価:
ぱんこ。
一迅社
¥ 690
(2012-03-15)
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JUGEMテーマ:
BL漫画あらすじ:ある日突然、営業部に異動させられて・・・受難の日々。そんな彼にさらなる受難が・・・いや!!アツーい視線を送る人物が。その正体は営業成績ナンバー1!!さわやかイケメンの人気者・香坂だった。香坂の存在にコンプレックスを感じながらも、その優しさに惹かれていく青野くん。そして、ある夜、降りしきる雨の中、「好きなんです」と告白されて・・・。きゅーんとなっちゃうスイートなH増し増しのかきおろしも収録★
リーマンものですな。人気者のさわやか年下イケメン×卑屈な年上めがねってな感じ?うまく言葉にできません><なんというか身分差カップリング??ここでいう「身分差」は執事×主人みたいな目に見える身分差ではなくて目に見えない身分差ですね。人が変われば関係も変わるけけれど、人気者は何処に行っても人気者だし、人間関係の底辺這いつくばっている奴はやっぱり何処へ行っても底辺じゃないですか。ここで言う「身分差」そういう生まれたときに貰った身分差のことですね。俄然私はそういう身分差に萌えます^^
*以下、ねたばれ注意*
しかし、それってなんか重いかな?
いんや重くないよ。
話とっても軽いから!^^
担当さんに「目指せ王道〜」といわれて描いたらしく、顔良し性格良しと非の打ち所が無い攻めが見事に出来杉くんみたいで王道を狙った感が伝わる。でも、私はひねくれものなので二次元でも三次元でもハイスペックで性格も良い人を胡散臭いと思ってしまう嫌なクセがあるので、香坂は微妙な攻めでした。「お前、本トは裏の顔があんだろ?」みたいな。しかし、ここで香坂に裏の顔があると話がおじゃんになるので、いたって香坂は性格良しなハイスペック攻め様でしたよ。
対する青野はかなり卑屈なめがねくんでして、常にびくびく、おどおど、ぷるぷる。思考もかなーり後ろ向き。後ろ向きに突き進んじゃってもうそこは断崖絶壁みたいな^^でも、青野も根はまじめな人なので、前に進もうと1歩踏み出すんですよ。営業部にまわされちゃって辛いけどそれでもなんとかやろうって。でも後ろ向き思考という性が発動して結果3歩後退しちゃうんですよ。そしてそれの繰り返し。それはやがて漫画の登場人物だけではなく読者までをもイライラのどつぼに陥れる。そんなんじゃみんなに煙たがられるの仕方ないよ青野先輩。
青野は基本ほとんど話さないのです。
読者はモノローグで青野が何を考えてるかわかるけど、マンガの中の人々はモノローグも読めないし読心術なんて使えないのだから、青野のいきなりわけのわからない行動は本当にわけわからないままですよ。
そんな受け子ちゃんなので、こんな受けを攻められるのはもしかしたら出来杉くん攻めである香坂しかいないのかもしれない^^青野にイライラすることもせず、なおかつアタックして逃げられても諦めることもせず。こんなの香坂じゃないとできないと思います。
攻めも受けも微妙だったけど、最終的には青野も人間的に成長し、香坂の想いも青野に受け入れられ何気にいい話だったのかなと振り返ると思います(笑)あの受けにあの攻めありみたいな感じで。最後の両想いになってからのらぶらぶ濡れ場は萌えたし。濡れ場よければそれで良し^^青野もビジュアルだけ見れば華奢なもやしっ子って感じで可愛いし。なによりアヘ顔が可愛い。青野は「羞恥で顔が上気しちゃう」というシチュエーションのよく似合う子。対する香坂は割とがっしりしてるから体格差萌え。
なんだかかんだで運命の赤い糸で繋がったふたりでしたね。めでたし^^めでたし^^^^