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評価:
吾妻ひでお
イースト・プレス
¥ 1,296
(2014-09-07)
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最近バッドな気分になる漫画がまた気になるようになりました。昔からその手の類のものは好きだったけれど、昔のそれは依存とか戒めみたいな感じで、最近の好きは世間様の自分と本来の自分のバランスを取るためのような気がする。
日記形式をとって描かれているけれど無意味で脈絡もない漫画たち。だけど、それが失踪日記、アル中病棟に連なった作品だと思うと、無意味の中に死への憧れとか、どうしようもない孤独が垣間見える気がする。人の集まりの中にいても極論人はどうしたって最後はひとりぼっち。孤独をぬぐうことはできないけど、それと折り合いをつけて生きていくしかないんだなと思いました。