スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
あらすじ:優等生弟とウリセン兄。世界に二人だけならよかった――。
両親を早くに亡くし、二人暮らしの橘兄弟。しっかり者で真面目な弟・秋生は、男に体を売って金を稼ぐ兄・元春に恋をしている。秋生が兄の乱れた性生活を不満に思わないのは、兄が誰からも見捨てられた時、側にいられるのは自分だけと信じているから。巨弾新鋭・ためこうが放つ、業深き兄弟の歪な執着愛。
*以下、ねたばれ的な*
結局2人だけの世界にいて実はお互いを思いあっているのに、まったくもって幸せな終わり方じゃないのは近親相姦もの故でしょうか。どうあがいても「兄」としてしか存在してくれないお兄ちゃんをそれでも自分のものにしたいと囲い続ける弟とと、実は自分への執着するよう仕向けていた兄。表面上はお互い幸せなのかもしれないけど、そういう2人の世界は思いやりとかそういうものがなくて、ひたすらお互いへの執着で成立している。最後まで愛し愛されなハッピー要素皆無でしたよ。「だが、それがいい^^」な人もいると思いますが。
ためこう先生はストーリーとか作るの上手だと思います。ただね、ただでさえ昼ドラ要素もりもりな話なのに、最後の方が結構展開急ぎすぎた印象で、急なストーリー展開によって更に昼ドラ感があがってしまったと思います。だけど、最後のほうセリフとかシーンを見てると、ためこう先生が「描きたい!」と思っていたことやその要素が全部詰まっている感じがして、ためこう先生の魂を感じました。