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評価:
まさお 三月
リブレ出版
¥ 600
(2008-10)
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あらすじ:生活能力があまりに低いため「親友」の亮介に日々の面倒をみてもらっている章生。でもその「親友」を、もうずっと前から好き。サラリーマンでしっかりしている亮介が、ホントは淋しがり家だって知ってる。結婚とかに向いてることも。そばにいても口に出せない気持ちが、グルグルと胸の中を巡る・・・。
*以下、ネタばれ的な*
受けの章生くんは可愛い顔して感情が表にでないクーデレというか、常に雰囲気ダウナーな感じの子です。
クーデレと言い切れないのは、そもそも話しにデレるような場面がほとんどないからです^^
しかし、本当のところ気持ちだけなら章生は亮介に対して常にデレぜんかい。なぜなら亮介に対する「好き」という想いが常に全身をぐるぐるしているから。しかし、全身をぐるぐるしている想いは「好き」って気持ちと一緒に亮介に対する罪悪やどうやっても乗り越えることのできない壁もぐるぐるしている。そういう劣情がダウナーな雰囲気を章生に身にまとわせているのでしょう。そして、そんなだうなーで、生活能力なくて、感情が表にでない章生は、低体温な感じで別にそんなキャラでもないのに、なんかハムスターとかうさぎとか、なんか小動物っぽくてかわゆい。だから率先して亮介は面倒みちゃうんだろうな。
でも、それが章生にとってまた苦しいのですよ^^亮介に対してはあくまでも親友として振舞っているのだけれど、モノローグでは、章生の亮介に対する想いが悲鳴のようで、読者のわたしも心がちくちくする。そんな心と身体はちぐはぐな章生視点で話が進むからデレがないのさ。だからラストのすったもんだで気持ちが通じたときはずっと章生視点だったので、章生と一緒にちょっとがくっときたぜ^^章生がこんなに悩んできたのは今までなんだったのかと。しかし、そんな悩みさえもあっけなくかたして包み込んじゃう亮介はいい男だ^^まさおさんこういう攻め好きだよね^^^^
デレはないけど、もうどうしよもなくなって感情があふれてとまらなくなって泣いちゃったり、気持ちが通じたのにそれでもなお後ろ向きな章生はとっても可愛いい。章生の泣き顔を見て私も亮介と一緒に抱きしめてやりたくなった。
デレがない本編でしたが、書き下ろしのその後はなんというかでれっでれっっ。普段感情が表にでない、ようはわかりづらくて気持ちが伝わらないと悩む章生の悩み相談という名ののろけ^^そしてわけのわからない裸エプロン。
章生よお幸せに。君はそのままが一番可愛いよ。